千葉県 習志野市  S.Hさん

 

 卒研算数の4年生さんです。

 

 

鉄・噺 が続くので,飛ばしたい方は,こちらへ さて本題

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 習志野は,JR総武線の津田沼駅主要な駅ですが,市役所の方は,京成の駅の方が近い。

小学校はその市役所にかなり近いのですが,SHさん,より正確に言えば,市役所はいま

建て替え(東日本大震災による被害を受けて危険になった 習志野市のサイト↓

https://www.city.narashino.lg.jp/mayor/narashido_sityou/koho20141211143600172.html

で壊しているところなんで,

(案内の地図を指して)ここは「市役所」ではなくて「市役所の跡地」です。ですって。

    

 

 京成電鉄の駅の名前について,Wikipediaによると(2016.5.30

京成電鉄では、自社線内向けの案内において「京成○○」といった正式駅名でも

「京成」を省くことが基本となっている(例:京成高砂なら「高砂」)が、

当駅はその例外となっており、駅名標や路線図には「京成津田沼」と省略せずに

表記[2]されている。これは、JR津田沼駅との乗換駅である新津田沼駅(新京成)と

区別するためである。

とあります。

 ちなみに,rep523-2016.htm でも触れた,今尾恵介さんの本は,京成に関する

巻もあったりする。http://www.amazon.co.jp/dp/4560084564

もちろん,SHさんには,教育実習に行く前にこの本に目を通しておくように言った。

かつて日本に陸軍があったときに,習志野には鉄道連隊があって,鉄道を作る

演習をした。その演習の成果が,いまの新京成の線路。そのため,不思議な

カーブとかがあったりするらしい。鉄道連隊は,極端に狭い軌間(600mm)で

敷いたが,日本の標準である「狭軌」(1067mm)で開業。親会社の京成の

軌間に合わせる形で,当時の京成の軌間(1372mm馬車軌)に改軌し,

さらに都営浅草線を介して京浜急行に乗り入れるために,京成が標準軌

(新幹線や,阪急と同じ。1435mm)に改軌するのに先駆けて,この軌間に

したという。

 校長室にご挨拶をしにお邪魔したら,大正年間に飛行学校があったことを

示す写真が貼られていた。谷津遊園やら,船橋ヘルスセンターやらの話が私と

弾んだ校長先生は,私と同年代。さらに元・中学校の数学の先生という

ところも共通点があった。

 よく,中学の教師時代に私は合宿のために,国道14号を通ったりして,

「袖ヶ浦」という地名にはなじみがある。バスの路線図にその名前をみて,

え,こんなに近かったっけ? 東京から見て千葉市の中心部から向こうと,

手前の違いがある。それは,習志野市袖ヶ浦と,千葉県袖ヶ浦市とは別物。

確かにどちらも海に近いので,同じような名前が付くのだろうけど。

 

 Yahooの路線情報で調べると,京成高砂から京成津田沼までの運賃は,319円。でも,

京成高砂から新津田沼までは,463円。京成電鉄と新京成とは,一応別の会社なので,

乗り入れてはいても新京成への初乗り運賃を改めて払う形になります。ですからYahoo

安い経路として勧めるのは,京成で京成船橋まで行って,JR総武線(船橋)に乗り換え

津田沼まで行き,津田沼から新津田沼まで歩く。ちなみに412円。他のルートも出てきて,

京成八幡でこれまた総武線の本八幡まで歩いて乗り換えて,総武線で津田沼。こっちは

350円。この区間で言えば京成の方が,JRよりも割高ってことになります。ただ,本八幡

には総武線の快速は停まらないので,この点では判断が微妙。

 京成津田沼の方が近いということで,初乗り運賃をあまり払わないでとなると,日暮里から

京成に乗るのが一般的でしょう。京成本線の特急(これは特急券不要)が20分に一本程度

走っています。

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 7月の陽気がずっと続いた週末の,週明け月曜日は,4月の気温に戻ったとニュースで聴

きました。午後は雨が上がるという予報でしたが,午後までずっと降っていました。

     

 

 1限の途中に校長室へご挨拶しましたが,この日は,1限が国語の教壇実習,2限が

専科の先生の音楽,3限は運動会の練習。そこで,さっそく1限の教室に見に行くことに

して,2限にその授業に関してSHさんと話をして,3限の様子を見学してから,

再び校長室へご挨拶しておいとまする。…急きょそのような日程になりました。

 

   

 

 4年生への「漢字の成り立ち」。実は,顧問として付き合っている 地域の教育研究会 で

5年生への「漢字の成り立ち」の学習指導案を考えている人が居て,『漢字がたのしくなる本』

(太郎次郎社) http://www.amazon.co.jp/dp/4811805410 を読ませたりしているのです。

その知識の受け売りですが,漢字の成り立ちについては,小学校のそれぞれの学年に応じて

教えるべく学習指導要領にあり,当然のことながら教科書にはそれに応じた記述があります。

34年>には,「(ウ) 漢字のへん,つくりなどの構成についての知識をもつこと。」。

とあります。また,指導要領解説で,「第1学年では,漢字に対する興味や関心,字形に

関する意識などを養いながら,学年に配当されている80字の漢字を読めるようにする。

第1学年の配当漢字には,象形文字や指事文字が多く含まれているので,漢字の字形と

具体的な事物(実物や絵など)とを結び付けるなどの指導を工夫し,漢字が表意文字で

あることを意識しながら,漢字に対する興味や関心を高められるようにする。」とある。

 漢字の字源として,象形・指示・会意・形声などと分類されますが,低学年での,

「象形・指示」の学習を受けて,中学年では,日 + 月=明 などの漢字の足し算が

あり,さらに漢字を2つの部分に分けて,それが形声文字であるなら,どっちが意符

でどっちが音符かといった意味付けに関して高学年で深め得る素地を養うといったところが

求められるところでしょう。

 部首は,漢字を2つの部分に分けようとすることに役立ちます。

大人は,ゴンベン・ニンベン・サンズイ などの部首名を知っていますが,子どもが

オトナと同じような感覚でそれを見ているのかどうか。不用意に,同年代の人と話すよ

うに,部首名を口にするのではなく,子どもの反応を予想する。

これもWikipedia からの受け売りですが,

・まだれ(「麻」の字の垂れであることから);

・がんだれ(雁 の字に使われている,垂れ)

・にすい(水を字源にする2画のもの)

・さんずい(  〃   3画)

・うかんむり (「宇」の字にある冠)

・えんにょう (「延」 の にょう)

について知っているか。その語源について聞くと,なるほどと思うか,その字を知らないので

そうでもないのかなどなどの,予想をしておくことは,大切なことなのかもしれません。

 

3限は,校庭が雨でぬかるんでいることもあり,運動会の ソーラン節などの練習を

3・4年合同で,

     

 

 帰りに,京成津田沼の駅の近く(撤退したホテルの跡とのこと)に市役所の仮庁舎

があるのを見つけました。

    

このビルに向かって左手が,駅

 

文書の先頭

 

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