埼玉県 川越市  K.Sさん

 

 埼玉県の県庁所在地の座を,かつて大宮市(現・さいたま市大宮区など)と争って,

結局県庁所在地は間を取る形で,浦和市(現・さいたま市浦和区など)となったという

エピソードのある市。

 川越市には,西武新宿線・東武東上線・JR川越線 が乗り入れていますが,

さてどれを使って行きましょう。K.S.さんに,いつも大学へ通学するのに使っている駅

から小学校までの経路を教えてとお願いしたら,川越のひとつ手前の駅が最寄駅。

 駅を降りて,川越街道を渡って。あ、なるほど。上板橋あたりの川越街道は,

五本ケヤキやら,桜並木やらあるところ。教師になって一番初めが板橋区の川越街道

の近くの中学校でしたが,この川越街道を車で走ったことが何回かありました。

車線の数がここは少なくなってってことを思い出しました。

 

====(ここからお昼ごはんの話が延々続きますので,

飛ばしたい方は 本題に戻って ← をクリックしてください )

 

 車が多く通るところですから,街道筋は車相手のファミレスなどがあるところ。

遠目に,ファミレスの「ジョナサン」の看板を見つけました。じゃあ帰りの昼ごはんは

ここかな。近付いてみると,ちょうど街道を挟んで向かい合っているのが,ここ

ハンバーグ工房。どちらもチェーン店の支店ですが,実はこの週,よく「ジョナサン」

に入ったので,初めて入ってみようと,

     

よく,ファミレスには,スープバー,ドリンクバー,サラダバーとかあり

ますが,

   

ブレッド・バー。サラダバーに含まれているって店もありますが,ソフトクリーム。

讃岐うどん。いやあ何でもありの敬服敬服。本日,チョコレート・ファウンテン

急遽故障のため,チョコレート・フォンデュで…と掲示。いやあ大したものです。

そこまで行くとカロリー取りすぎるので,私は遠慮しましたけど。

 

 

左下は,スープ代わりに飲んだタイ風カレー

 

     

いやあ,すごいですよね。

 

   

御汁粉もあったので,ソフトクリームのアボガードと

しゃれ込みました。

 

あ、こんな事ばかり書いていると,お前何やってきたんだってことになりますよね。

 

 

==== (小学校と公園)

 伺った小学校は,近隣の公園との垣根がない作りになっています。子どもが休み

時間に公園の遊具で遊んでいることも,近くのベビーカーを押したお母さんが,

子どもと公園で遊んでいたりしています。

 校長先生は,「私がここの校長になる前から,境がなくて。このような世相ですか

ら,危機管理が危ないんじゃないかってご意見を戴くこともありますが,逆に

地域の方の目が有って,何かあると知らせて下さるってことでもあるのですね。…」

とニッコリされる。やさしくて,かつ,論理の筋は,はっきりさせていらっしゃる

先生と思いました。

 国立大学の教員養成課程の多くは,小学校の先生の養成課程であっても,「ピーク」

といって,それぞれの学生さんが得意の教科(正確には「教科等」)をひとつ持つよう

になっていて,私の前任校の三重大学教育学部では,小学校1種と,そのピークの

教科の2種を取れる単位が卒業要件になっていました。

 私が算数教育担当であることから,そんな話題にもなって,校長先生のピークは

算数・数学でいらっしゃるとのこと。

 

 でも,きょうの実習を参観するのは,国語の授業。

4週間実習の3週間目の月曜日にお邪魔しました。この時間が初めての教壇実習との

こと。いやあ,なかなか堂にいったもので、はっきりテキパキ子どもの前で

先生してました。また、子どもたちも落ち着いた5年生でした。

 単元の一番初めで,範読をして,この単元の見通しを立てさせるという,ねらい。

校長室で,校長先生とKS.さんと,私とで授業のあとで授業についての懇談。

 まじめに教材と向き合うと,どうしても詳しくみようと思いがちですが,

作品と出会った時の印象って,遠目で見た全体像を,詳しく見てしまうことで,

見えにくくなってしまいがちです。

 咄家さん(落語家さん)は,筋を追うだけではなく,はなしの表現,

登場人物の表情,そしてお客に対してのマクラどうするなどなど,4段階程度の

意図の層があるでしょ。きょうのKSさんの読み,良かったし,この教材を,

単に範読を横で聞いていただけだけど,「決して悪気はなかったのですけどね」が

繰り返し出てくるところが,コミカルで面白かった。出てくる登場人物。確かに

「悪気はない」人たちで,そんなホノボノした作品で,面白いなって思った。

本を閉じて,「…どうだった?」って余韻を楽しむ。そこから,その原因を

精読の過程で明らかにしていこうってことになるんだろうな。そんなこれからの

この単元の展開への期待を語ってきました。

 

 ええ、レストランで食事をしただけではないのですよ。

 

 ちなみに川越に関する鉄道事情。

西武新宿線・東武東上線・JR川越線

という順番に書いたのは,それなりに意味があります。詳しくは,

『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み: 関東(2)京王・西武・東武』

今尾 恵介(白水社)  http://www.amazon.co.jp//dp/4560084084

などを。

 

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