京都駅の0番線から,特急サンダーバードが出発します。

京都駅の0番ホームは,北口のJR伊勢丹とか京都劇場とかの建物の1階部分をくり抜いた

かの位置にあって,ホームの幅はかなり広くなっています。

 0番ホームの向かいは,1本の待避線をはさんで,2番線。また0番線の大阪寄りの部分は

頭端式のホームになっていて,関西空港方面にいく30番台のホームになっています。20番台

は無いので,30番台があるのは,ちょっと変な感じがしますが3番線のようなものという意味

なのでしょう。ま,とにかく,30番台のホームに列車が着くと,0番線のホームの広さの意味

がわかりました。

 

かつて大阪から富山へいく特急は「雷鳥」という愛称を持っていました。

立山に住む天然記念物の鳥にちなんだ名前です。

新しい形式の車両を使った特急を「サンダーバード」として区別しました。

雷鳥を表す英語は異なるものとのこと。でも,この名前,サンダーバード

は,昭和30年代生まれの私たちにとって,戦隊物の人形劇なんですけどね。

(実際にJRのコマーシャルにも起用されたらしいです)。でも,もとの特急雷鳥は,

2011311日を最後に廃止されています(ちょうどダイヤ改正の日だったためで

大震災とは直接の関係はないようです)。

 サンダーバードの席は進行方向左側の窓側。車窓から雪景色を撮ることができました。

敦賀は,原子力発電所のある街としても知られていますが,日本海側の町。

 

富山では日本教職員組合の全国教育研究集会が行なわれていました。数学教育分科会での

一コマ。小学校3年生の算数・理科の合科的扱いで「重さ」の授業をされた報告。

髪の毛とか,空気に重さがないと思う子が多いとのことで,ストロー天秤を使って

髪の毛にも重さがあること,ペットボトルの蓋にφ13.6mmの穴を開けて,そこへ下から

エアバルブ(ひとつ250円とのこと)と通して,2つのボンベを作り,片方に自転車の

空気入れで空気を入れると?

 

浮力があるので,体積がかわると見かけの重さが変わってしまいますが,この実験

方法では,素直に重さの違いを調べることができます。

 

 

富山の宿は,ANAクラウンプラザホテル。16階の部屋の窓から外を撮りました。

 

右側が,富山城址。

 

そして富山といえば,ライトレール。翌朝・・・。

これは,富山地方鉄道の市内線として,環状線を作った「国際展示場前」停留所。

(↓)お城方面をみる視角で,

(↓)お城方面からの視角で,

市内線の他の線と共用する部分もありますが,環状にするために新しく作った部分は

単線。環状線は凹多角形の軌道を走りますから,右折もしますが,左回りのみの運転。

 

電車は富山駅前についてから撮りました。

 

市内線の他の系統。

 

こちらは,富山駅北口からでている,ライトレール「ポートラム」。

 

JR特急で富山に着いた日は北口から降りたので分かりませんでしたが,

南口は,新幹線の駅となるための改装中で,201112月に取りあえず

隣接の建物に引っ越したばかり。

 

雪の降る日本海側だから,信号は縦長で,路面電車のための黄色い矢印

(この時点では,矢印ではなく×になっているけど)の信号もあります。

と,鉄道オタク振りを発揮していたら,この日は鉄道のない淡路島の先生が,ダイヤグラム

を教具を使って・・・。

 

この会期中は,これまで雪が無かったのに,大雪になった日々。富山では道路に地下水を

撒く消雪設備があったのを,北海道の先生は,うちのあたりであれをやったら,道全部が

アイススケートリンクになってしまいますと,自己紹介。一方鹿児島の若い先生は、めったに

雪が積もりませんが,私が子どものころ雪が降ってお母さんに連れられて,桜島を見に行く。

「良いかい。あの白いのは,火山灰じゃないのよ。雪なんだからね」。福岡のベテランの先生が,

「ええそのときも全国教育研究集会が、鹿児島で開催されていましてね,私も同じ雪を見た

ことに,なります」と応じます。さすが,全国から先生方が集まる会だと思いました。

 この集会,例年右翼の街宣車の大音量で邪魔されて,機動隊に守られながらという

ことが報道されていましたが,今年はあまり目立った被害はありませんでした。機動隊に

守られながらと書くと物々しいですが,建物の中では,本当にまじめな,優しい先生方が

熱心に授業のこと算数・数学のことを話しています。

 ちなみに,ダイヤグラムを描く教具の教師用は,紙を送る精巧な仕組みが組み込まれたもの。

紙と同時にペンを紙の進行方向と垂直に動かせます。

 

 

他にも,円形ジオボードで円周角の定理。

ジオボードですから,円周角が変な向きでも同様ということが分かりやすいです・・・。

 

三平方の定理で「数学MAP

などなど。興味深い話題満載でした。

会期の3日間はあっという間に過ぎて,130日,帰る日に。日本海側の大雪の関係で,12:50富山発の

「はくたか」が,北越急行経由で越後湯沢行きだったのを,長岡行きに行き先変更。みどりの窓口に

長い列ができましたが,私が持っていたのは,13:50発。これは予定通りの経路で運転されました。

ただ,発車までたっぷりすぎろ時間があって,改装中の富山駅は,全国から来た人をゆったり収める

集客能力が充分かといえばそうでもない。しかし,JRの横に宇奈月温泉行きなどの富山地方鉄道の

ターミナルがあって,その駅ビルマリエはこれまで通りの営業が為されていました。

 中華料理の「ドラゴン・レッドリバー」もおいしそうでしたが,時間が時間で混んでいたので,お隣の

イタリヤ料理の「ボルケーノ」に余裕があったので,入ってみました。富山らしいものをと思い,白えび

のピザ。

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