2010111214日@宮崎大学

 

 宮崎の駅前の通りは,歩道をかなり広めにとっているためか,明るく開放的な

印象があった。・・・と,文芸的な書き出しをしたくなる気温が高い金曜日でした。

 

実はここは駅から宿へ向かう途中で行き過ぎてしまったところ。宮崎の宿は,ホテル

スカイタワー。その名のように,18階建ての建物ですが,駅とホテルのちょうど中間

あたりに10階建ての建物があるので,駅からでは影に隠れてしまっていました。

 でも,行き過ぎてまわれ右をすると,あ,これかあとわかりましたが。。

 

午前中の羽田をSky Net Asia航空便のボーイング737で発って宮崎入り。

 

 

がんばろう宮崎 という何だか理由がわからない(これ翌々日に訂正します。

翌日にも口蹄疫で想像以上に牛を処理しないとならなかった宮崎県のようすを,

シャトル・バス代わりの乗り合いタクシーの運転手さんから伺いまあした。)

キャンペーン中のお蔭で,往復の飛行機代とホテル2泊と

合わせて34600円というお値打ち価格を,かなり日程に余裕を持って申し

込んでゲットできました。

 宮崎空港のお隣にJRの宮崎空港駅があり,宮崎駅は特急で2駅,普通列車でも

3駅目。JRと航空は共存共栄の関係のように見受けました。宮崎市から便利の

よい空港です。

 

JRの駅で出発待ちの車中から空港を眺める。

 

その逆側の列車の窓は,

 

実は,三重県津市にも「フェニックス大通り」というところがありましたが,

そこのフェニックスは背が低く観葉植物然としていましたが,緯度が低いことも

あるのでしょうが,ここのは下枝が払われていて背が高い。本場モノでした。

 “きみぃわ〜 きょうから つまというなの ぼくの こい〜びと”

ではじまる,デュークエイセスの『フェニックス・ハネムーン』は,宮崎が

新婚旅行のメッカだった当時のご当地ソングでありました。(あ,若い人には

この歌って,12拍子,つまり4拍子の1拍を3連符で刻むリズムねと解説

する必要があったっけ)。

 今回は,飛行機を待つ時間が長くなることを見越して,前の日に夜も開いて

いる古本屋さんで文庫本を4冊仕入れておきました。羽田と機内で,

朱川湊人『かたみ歌』新潮文庫

読了。かつて川上弘美さんが,「うそ話」とご自分の作品を呼ばれていたので

すが,また秀逸なうそ話を読みました。私は朱川さんに較べて少し先に生まれ

ていますが,東京タワーができたころから10年くらいの世相をよく表わして

いましたし,頑固者そうな古書店主がいそうな町並みに懐かしさを覚えます。

読み終わったすぐ後で,宮崎空港駅を出た車窓の進行方向右側をみたら,戦時

中に特攻隊が飛び立ったところとしての記念碑の表示が白く見えました。

 

 さて,宮崎空港−宮崎 間は,特急券なしに特急に乗ることができます。

 その特急のことを,写してみました。3両編成で,うち1両のみが座席指定車。

他の2両は自由席です。

@宮崎駅 降車後乗っていた列車を見送りながら。

 

2駅だけでしたけど旅情を楽しめるJR九州らしい列車でした。

車内は,外装はきれいに塗装されていましたが,ちょっと年季が入っています。

 

 

 

それもそのはず・・・

そんじょそこらの学生さんよりも大先輩の車両なのでした。

 

 宮崎の駅前は,所謂「盛り場」風の猥雑な雰囲気がない。それもそのはず,

町の盛り場からちょっと離れたところに駅を作ったところのようで,

宿の部屋においてあった観光誌には,山形屋から西側の部分に拡大図が

あります。ただ,駅の周辺は再開発の工事も為されていました。

 今回の日本数学教育学会・数学教育論文発表会は,学生さんの学外研修

をすでに8月に済ましていたこともあり,私だけが,口頭発表と座長との

役割を果たします。ひとりだけの宿泊の常として,近くのスーパーを探検して

夕食・夜食を仕入れます。インタネットの地図で「マックス・バリュー」を

発見。これは駅の東側。道を1本間違えながらも,背のたかいフェニックスが

並ぶ中央分離帯に感心しながら,ちょっとゆったりできる前泊日を過ごしま

した。

 

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