ねらい コンピューターを使って生徒各自がゲームをし、楽しみながら二進法のしくみを理解する。
・ 二進法のゲーム感覚のソフトを使用する。
右のカメから、1、2、4、8、16、32、64、128を表す。
カメをクリックすると、色が変わる。(青→黄)
黄色になった部分がカウントされる。
・ 例題を提示しながら、操作方法について説明する。(教師/一斉)
2題ほど例示。(「5」「9」など)
カメの色を変え、それが十進法ではいくつにあたるか、かくしボタンをあけてみせる。
・ 問題を各自解く。
例えば、「10」を表すにはどこに印をしたらよいのか、考える。(生徒/以下同じ)
印をつけたら、各自が確認作業をする。
生徒同士の相談はOK。
・ 同様にして、あと何題か解いてみる。
この活動の中で数の表し方のしくみに気づいてほしい。
・ 数の表し方について考え、発表。
生徒の意見をもとにしくみについて理解するようにする。(各カメがいくつを表すか。)
コンピューターにて確認。
全部印をしたら、いくつが表せるか。について考えたり、それぞれのわくを表す数はどういう風にな
らんでいるか考え、確認する。
・ 二進法のしくみについて説明する。(教師/一斉)
右から順に2の累乗で並んでいること、2の0乗は1を表すことを説明する。
印のあるところを「1」、ないところを「0」で表すと、例えば「5」は「101」と表せ、どんな
数でもケタ数を増やしていけば、「1」と「0」の2つの数字だけで表すことができる。この数の表し
方を二進法ということをまとめる。
・ いくつかの数をコンピューターを使いながら、二進法で表す。(生徒/各自)
二進法の表し方の確認をする。
・ 互助法、n進法について説明する。(教師/一斉)
コンピューターをはなれ、計算によって二進法に表す互助法について確認する。
二進法だけでなく三進法や五進法などもあること、日常使っている数の表し方は十進法であることを
知らせる。
また、二進法とコンピューターの関わりや時計が六十進法を用いていることについても知らせる。
★ このソフトでは各ケタが表す数を調べることができる。
中学校の授業では、選択授業や課題学習の中でとりいられると思う。(「二進法」は教科書から削除された
が、興味深く取り上げることができるのでは。)
コンピューターとの関連も含めて、各自がコンピューター操作の中で数学的な思考をすることができる。説明をうけて終わり、といった学習でなく、それぞれが課題に取り組めるのではないか。