2024.11.22. みんなの教研 分数の約分・倍分にちなんで,遊べるカードゲーム ( 正田 良 : rio1957@gakushikai.jp )
リンク: ・これが含まれていて, 拡大コピーでカードが作れるようにしてある文書ファイル: ・もとになった,エクセルファイル: 町田サークルX12b.xlsm ・ おまけで,外角定理に全円分度器を使う授業書案も付けます! 町田サークルY08-外角.docx |
【口上でございます】
これの1ページ目,2ページ目 を120%拡大(半分ずつに切り離して,合計4枚をB5→A4)をして,1セット36枚に切り離しました。そして買いすぎて余っていた,トランプ(100円均一店で,2セット100円とかで買ったもの)に貼りました。さすがに貼るのが面倒なので,2セットだけ作って展示します。
やってみて,ゲームに勝った人が,そのセットをお持ち帰り…ってことにしましょう。このゲームの普及にご協力ください^^;) ゞ。。
1ページ目,2ページ目を両面印刷にして,これはきょうの参加者の皆さん全員のお持ち帰り用にします。
使い方ですが,
(1) 36枚のカードがどんな組み合わせか,今日の「お持ち帰り用」と同じ両面印刷のプリントを,子どもに配って,どんな36枚か聞く。
念のため申しますが,横は,1から, まで6種類の数が並び,縦は,既約の形,分母分子を2倍にした形,3倍にした形。さらに,上の3段の分数の式表示を,分数タイルの図表示したもの。
6列,6段の,合計36枚です。
(2) 町田算数サークルで,2024.10.11.に試行をしてもらいました。4人でババ抜き風に使う。
4名がちょうどいい,人数かと思います。最初は,同じものが6つあるので,すぐに揃うから配札の時点で全部捨てられることも出るのかなと心配しました。
でもそれなりにいい感じでした。人数が多すぎては,揃うものが来るまで時間が掛かり,人数が少なくても,扱うカードが多すぎるので,その間がよろしいです。
(3) 引いたものに注目して,いままで持っているカードと見比べることになりますから,カルタと違って,カードへの集中の具合が,約分のところの慣れ方に合うように,試行してもらっての感想を私は持ちました。
(4) A: 誰かが,カードを全部捨てることが出来て,上がった。
B: ババ抜きの取ってとられてを一巡しても,出せるものがなく,膠着したことが分かった。
A,B いずれかになった時点で,その対戦はおしまい。残ったカードの枚数が少ない方が勝ち。
(5) シャッフルしたカードの最初の配札を,あてずっぽで、隣の人からどのカードを引いてくるかの偶然で,勝負が決まります。運任せで,戦略を考えるわけではありません。でも「このカード,これまで持っているのと同じかな?」と判断するのに,ちょっと集中力を要します。それがこのゲームの学習面でのメリットかと思います。
(6) また,図のカードの青い部分の高さを比べることで,大小の判定がしにくいものができるってことも,子どもが気付くとよろしいかなと思います。
そしてどんなカードの組み合わせか,子どもの手元に(1)で理解させたところの表を持たせてあげると,より気持ちよくできるかなと思います。
(7) マイナス面での感想としては,図のカード。分母が12とか9とかになると,一目でわからないかも。だから一番右の列をなくして,30枚のカードにしても良いかもしれません。
種々工夫していただけるように,元の電子ファイルを,私のサイトへ上げておきます。
「正田良」で検索していただくと,いろいろなヒットがありますが,科学技術振興機構(JST)の,「マイポータル - researchmap」という真面目なところからも,「外部リンク」として下記へ飛べます。
https://kks-el01.sakura.ne.jp/ar09/bucho/x7net/
の「学会発表」の中に,きょうの日付で入れておきます。右の QR から直接行けるかなと思います。
エクセルで縦の等分をしようとしましたが,ちょうどに割れないところがあって,上下の余白を調整し,若干ごまかしています。
ご質問などありましたら,こちらへ電子メールでお願いします。