正田の独り言。(FDの授業評価の公表)
このところ流行りのいわゆるFD。授業評価というのがあって、その結果は、
意地でも公表することにしています。質問の内容は、文学部のFD委員の方々の工夫の甲斐あって、
やや改善されました。ただ、学内の教務に関するサイトのデザインが、それを担うアプリの変更で、
2013年4月から変わりました。
その引っ越しで、かなりのトラブルがありましたが、この公表するべき内容・形式に関しても、
悪くなったと思います。
「レーダーチャート」なるものだけで、分布の回答数を示さなくなりました。これによって、
平均値はわかるものの、分布の形がわからなくなってしまいました。このような授業評価に
ついては、同じ平均値3であっても、みんなで3と答えるのか、半分が5と答え、半分が1と答えた
結果なのか。どちらであるかによって、授業に関する情報がまったく異なります。
過去にコメントをしてきましたが、40名程度の履修者は、「十分大きな標本数」とはいません。
このようなときには、平均値をとるよりも、各反応の実際の数を見た方が、よりよい情報を得ることが
できるでしょう。この意味では、改悪と言えます。
また、5件法ではなく、7件法の方が、私のような文学部で理数系の教え方とか、教科のための科目
を担当している人の評価に向くと、コメントしています(ばしょ )。「どちらでもない」から、
「微妙だが、あえて、どちらかといえば、ましかな」と思うようになる。ここらへんが狙うべき学生さんの
変化であるからです。
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ご参考までに、以前の集計結果を、ここに記しておきましょう。
履修年度 |
2011 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 水曜日 3時限 |
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講義名 |
教科教育法(算数)
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担当教員 |
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2011 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
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あなた自身について
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授業内容について
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教員について
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この授業が、選択科目の場合に限りお答えください。
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オリジナル設問
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学生のコメントは、
という形で、参照されていた。
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私がコメントを付けたものを、いくつか探してみた。
履修年度 |
2009 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 水曜日 3時限 |
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講義名 |
教科教育法(算数)
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担当教員 |
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2009 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
模擬授業を中心に教師の卵としての腕を磨く科目です。学生さんはよく頑張っていたと思います。でも、まだまだ卵なので、不達成感はむしろ成長への欲求としてプラスにみる必要があると思います。また、教師になりたいという気持ちは、その人固有の問題なので、この科目は「人に勧めたい」という評価にはなじまないと思います。 |
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履修年度 |
2009 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 木曜日 1時限 |
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講義名 |
文系数学(基礎) |
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担当教員 |
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2009 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
朝早いということが学生さんの履修意欲にやや影響したかと思います。ただ、小学校の勤務時間は8時からです。将来のことを考えればこんなことで文句を言ってもしょうがないですね。また、内容としては専門科目である数学概論Aに接続するものです。そのため途中の段階とも言えますので、不満足感が残る傾向にあるかと思います。またシラバスにそう書いたのに間違えて他の目的で取ってしまった残念な人もいたようです(学生のコメント)。 |
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履修年度 |
2009 |
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開講時期・曜日・時限 |
春期 火曜日 1時限 |
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講義名 |
数学概論B |
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担当教員 |
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2009 年度 |
春期 |
教員からのコメント
5件法というきめの粗い聞き方で、この人数ですから、平均値を小数点以下第2位まで比べる意味はないことを過去のこの調査にコメントしています。過去のものは私のホームページに入れてありますので、参照してください。 |
「私のホームページ」の場所はどこだか,いまではわからなくなってしまっています。多分,それぞれの講義に関する
電子掲示板だったかもしれません。(実は、あとでその場所がわかります。ここです。)
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履修年度 |
2009 |
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開講時期・曜日・時限 |
春期 水曜日 5時限 |
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講義名 |
数学概論A |
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担当教員 |
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2009 年度 |
春期 |
教員からのコメント
概論Bへ比較的詳しくコメントしています。傾向は同様ですので、ここでは重複を避けます。なお、ここへのコメントの入力は、ある時間以上考えているとタイムアウトになってしまいます。これはコメントをする側にとって、熟考した文章を書きにくくしているので、一考を要するかと思います。 |
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履修年度 |
2008 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 火曜日 4時限 |
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講義名 |
数学特論I |
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担当教員 |
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2008 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
算数の模擬授業を学生に行わせる内容でした。選択科目であることもあって熱心な学生さんが履修しました。その学生さんの予想とそれほど違わないものができたと思います。この履修者の人数で、平均をとることにあまり意味はないと思います。 |
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履修年度 |
2008 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 水曜日 3時限 |
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講義名 |
教科教育法(算数)
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担当教員 |
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2008 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
学生さんのコメントが1件あります。その通りだと思います。模擬授業を倍の回数できるようにカリキュラムを改訂している途上です。目下のところは選択科目である数学特論Iでその需要に応えたいと思っています。 |
カリキュラムの改訂とは,概論A・Bをともに前期に行うことによって,教法算数での模擬授業の回数を多くするという
ものでした。
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履修年度 |
2008 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 木曜日 1時限 |
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講義名 |
文系数学(基礎) |
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担当教員 |
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2008 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
この人数で平均をとるのは、どのような意味があるのだろうか。むしろ概ね満足を中心とする分布であることに注目する。この科目自体はシラバスにあるような目的で文学部初等教育の学生に履修を勧めたという経緯があるので総合教育科目一般としての選択の自由さとは若干意味が異なっている。その中ではまずまずの評価を得られたと思う。時間割の点で来難い時間であったが、出席している人は熱心に履修してくれていたと思う。 |
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履修年度 |
2008 |
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開講時期・曜日・時限 |
春期 水曜日 5時限 |
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講義名 |
数学概論A |
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担当教員 |
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2008 年度 |
春期 |
教員からのコメント
Q19は、《サブテキスト「算数・数学って怖くない」を読みましたか》。Q20は、《この科目はあなたの教師としての資質を増すのに寄与しましたか。》でした。/結果については昨年度以前のものについて私のホームページに記していますが、ほぼ同じような傾向で、受講者の人が誠実に記入されたことと思います。 |
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履修年度 |
2007 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 火曜日 4時限 |
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講義名 |
数学特論I |
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担当教員 |
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2007 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
私からのコメントは、自分のホームページで行っています。http://homepage.kokushikan.ac.jp/rio/user/kks_rio/JH/をご覧ください。 |
ここならいまでもあるでしょうね。[☆] (参照しているところは、ここ)
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履修年度 |
2007 |
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開講時期・曜日・時限 |
秋期 水曜日 5時限 |
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講義名 |
数学概論B |
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担当教員 |
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2007 年度 |
秋期 |
教員からのコメント
傾向はこれまでのものと同じかと思いますので、コメントはそこに書いたものとの重複はしないことにします。 |
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私は,2005年4月赴任ですが、その半年後にこのような「授業評価」が始まったのですね。
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このページを参照する場所が思いつかなかったので,卒業研究のページからにしています。(index.htm(もどる)